読書も大事。”書く”のも大事。
我が家では息子が幼稚園に入る前から、毎週、図書館に通っています。
娘は、1週間で12~15冊の本を読みます。
推理小説、探偵小説、物語・・・ジャンルは様々です。
息子も、以前ほどは読みませんが、私が読んでいる本がその辺においてあると、知らない間に通学電車のお供に持っていきます。
芦田愛菜さんが、中学1年生になったとき、
「活字中毒で、調味料の裏側の説明とかも読んじゃうんです・・・」
と、どこかでお話しされていたのですが、うちの子供たちも同じような感じです。
車や家電などは、何かトラブルがあったとき、説明書を開くより息子に聞いたほうが早いくらい、どこに何が書いてあるのかを把握しています。
小さいころからの読み聞かせや読書は、国語力だけではなく、算数の読解問題を解くうえでも、とても大事だと言われています。
しかし、息子と娘を見ていて、最近思ったことがあります。
■■ わかっているんだけど、書けない ■■
文章を書くという作業は、やはり、文章をたくさん書かないと力がつかないと思います。
娘は、夏休みの自由課題として、読書感想文を書く予定でした。
本を深く読み切れなかったのも理由ですが、書きたいことは頭に浮かんでいたのです。
しかし、それをなかなか文章にすることができませんでした。
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塾に通うようになり、毎日の勉強の振り返りをするのですが、娘のノートには答えだけが書いてあり、
これ、どうやって解いたの?
途中をどうやって考えて、こういう答えにたどり着いたの?
と毎回毎回聞く羽目になります。
聞けば、
こういう風に解いた。
これは、ここがこうだから、こういう式になって・・・
ときちん答えるので、ちゃんと考えていることは確かなのです。
最初、夫は、
答え見てるだろ。
と言っていたのですが、問題集の解答は私がすべて回収し、マル付けをするときに渡すようにしているので、それはないです。
読書をたくさんしているので、言葉の使い方や語彙は豊富で、問題を理解するスピードも、どちらかと言えば早いほうだと思います。
答えの出し方をすべて、振り返りの時間に聞き出すことは不可能で、「おや?」と思ったところを説明してもらったとしても、1時間かかります。
最初から、ノートに考え方が書き残してあれば、その半分の時間で振り返りが終わります。
朝早く起きて、朝勉強をしたとしても、一日の終わりで手間取ってしまうのです。
1時間かかる振り返りが30分で終わったら。
本を読む時間も、テレビを見る時間もゲームをする時間も・・・・つまり、勉強以外の息抜きの時間がもっと増えるのです。
■■ 読書量 = 作文力 ではない ■■
適性検査では、必ず作文が出題されます。
文系の問題だけでなく、理科の実験の問題の説明を文章で書かされるなんて事もよくあります。
わかってるんだけど、書けない・・・
自分の考えを文章にできない。
というのは致命的です。
日記を毎日書くというのも1つの手なのですが、娘の性格上、たぶん続きません。
今、娘に徹底して教えているのは、
- 算数の問題で、自分が考えたことをすべてノートに残すこと。
- 文章でも、図でも、表でも、何でもいいから頭の中で考えた事を、紙の上に表すこと。
- とにかく書きだすこと。
- その考えが違っていると気づいても、消しゴムで消さないこと。
書く訓練をしながら、振り返りの時間も短縮して、息抜きの時間を増やす。
あと一年半続く、受検勉強。
オンとオフのスイッチの切り替えが、今後ものすごく重要になってくるのは、既に経験済みです。
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息子も、受検勉強の中で、作文に一番苦労しました。
作文の中でも、意見文や体験文を書くのが、特に苦手でした。
既に娘にも、その兆候が表れています。
先日、息子の読書感想文を読ませてもらったのですが、とてもよく書けていました。
1年半前に作文で頭を抱えていた人のものではないような、文章でした。
中学校に入り、課題レポートやプレゼン発表の原稿など、普段の生活の中で文章を書くことを鍛えられている効果なんだなと思いました。
塾で、作文用紙の使い方や、文章の構成の仕方は習い始めているので、今はとにかく、書くということに抵抗感を持たないように、していきたいと思います。