なぜ、受”検”なのか
公立中高一貫校の入試問題は、一般的に適性検査と呼ばれます。
適性検査とは・・・
教科の壁を取り払った検査問題が出題されます。
国語、算数、理科、社会ではなく、
- 適性検査Ⅰ・・・文系
- 適性検査Ⅱ・・・理系
と分けられています(神奈川の場合)
作文は必ず出題されます。
これらの筆記テストに加えて、面接、グループ活動などがある学校もあります。
適性検査の”検”。
公立中高一貫校を受ける場合は、受験ではなく受検と表現されます。
何が違うのか
私立中学の入試問題と公立中高一貫校の適性検査は、まったくもって毛色が違います。
適性検査は、
- 教科以外の情報量。。。つまり雑学
- 確固たる自分の意見
- 文章力
- 集中力
- 粘り強さ
がものをいいます。
問題中に出てくる大量の資料や情報を、どれだけ瞬時に理解し答えを導き出せるか。
私立中学の入試問題のように、テクニックは必要ありません。
なぜならば、基本的な計算や知識は、小学校の学習指導要領から逸脱することはないからです。
しかし、文章はべらぼうに長く、計算も嫌気がさすほどめんどくさい問題が多いです。
資料の内容も、専門的なものが多いです(特に適性検査Ⅱ)
では、塾で何を学ぶのか
問題を解くテックニックが必要ないのならば、塾に通わなくてもいいじゃないか。
とお思いの方もいるでしょう。
そう、通わなくても合格できる可能性は、すべての小学生にあるのです。
息子が1年半塾で鍛えたのは、主に
- 文章力
- 忍耐力
この二つです。
基礎知識はすでにあるものとして、授業は進められていきました。
この点に関しては、5年生の4月から塾通いを始めた娘は、今現在、
- 基礎知識
- 忍耐力
を身に着けること、両方を並行して行っています。
基礎知識を叩き込むのは、先にも書きました通り、滑り止めで受検する私立中学志望者に太刀打ちする力をつけるためです。