何がいけなかったのか。自分の失敗を自己分析することの大切さ。
◆◆ ㏠約15分 まずは机に向かう習慣から ◆◆
【小テスト 一回でも不合格をとったら 受検なし】
火曜日、理系の小テストで不合格を採ってきました。
いつもだったら帰ってきて真っ先に小テストの結果を報告するのに何も言わないので、薄々は感じていたのですが。
こちらからは何も言わず、自分で言い出すのを待っていました。
涙目になりながら、結果を報告した娘。
母は、
約束だからね。まずは今日の振り返りでお父さんにも相談します。
と一言だけ言いました。
どんな問題を間違えたのか
小テストを挟んで娘と向かい合って、どの問題ができなかったのか確認しました。
この問題。どっちがどっちか、悩んじゃって…
理系の中でも、理科にあたる問題でした。
地面の温度と空気の温度のグラフを見分ける問題。
どちらのグラフが地面なのか。
よーく考えてごらん。熊も蛙も、土の中で冬眠するんだよ。
それはなぜか。地面の中のほうが温かいからでしょ。
だから、こっちの温度が高いほうが地面のグラフ。
と私が説明したら、娘は
でもさ、このグラフ、空気は25度が一番高いところだし、地面の温度も40度近いんだよ。熊や蛙が冬眠するのは冬じゃん。だから、わからないよ。
と反論。
この問題は、季節がどうのこうのが問題じゃないの。
地面の方が温かいってことがわかればいいの。
と、母。
でも、でも~~~~~
と娘。
父はだまって女二人の攻防を見守っているだけ。
と、そこへ…
自分の机で何かをしていた息子が、
お母さん、それじゃぁ妹は納得できないよ。
と、父と母の間に座って説明し始めました。
お見事!
「妹よ。よく聞き給え」と言わんばかりに、説明をし出した息子。
空気の温度が一番高くなるのは、一日のうちの何時ころ?
だいたい、昼の2時から3時。
正解。
まず、お日様の熱は、地面に吸収されます。
次に、その地面に吸収された熱が、空気中に放出されます。
つまり、熱が放出される前の地面の温度は、空気の温度が高くなるよりも先に、高くなります。
ここまで理解できた?
必ず地面に吸収されてから放出されるの?
そう。
あ、わかった!
気付いた?
このグラフをみると、こっちの”ア”のグラフが一番高い温度を示しているのが、午後2時。こっちの”イ”のグラフが一番高い温度を示しているのが、午後1時。
ということは?
”イ”が地面のグラフ。
そう。
お母さんの説明でもイメージはあってるけど、ちょっと科学的には説明不足です。
こういうふうに考えれば、地面の温度も空気の温度も、何度であっても説明できるし夏でも冬でも同じことが言えます。
一同、拍手!
お見事です。
息子はそれだけ説明すると、鼻歌をフンフン歌いながらお風呂に行ってしまいました。
何が原因で不合格になったのか
なんで、合格できなかったんだと思う?
と、ようやく父は娘に聞きました。
理科の勉強が薄っぺらかった。
薄っぺらいってどういうこと?
やらなくちゃいけない勉強をしていなかったのか、やったのにきちんと覚えてなかったのか。
後の方…
一応はやったけど、問題が解けなかった。
でも、その問題は宿題と全く同じ問題なんだよね。思い出せなかったの?
思い出せなかった。何ていうか…クレープの皮みたいな感じで、そこだけ破けちゃってた感じで…
例えが、わかりやすそうで、わかりにくい。
ひとの事、言えないか^^;
でも父は、娘の言葉を遮ることなく
その薄っぺらかったクレープの皮を、今度からどうしたらいいと思う?
と、聞きました。
うどんくらいの太さにする。
う、うどん?
父は続けて、
じゃぁ、うどんにするには、娘は具体的にどんな風に勉強するつもり?
社会の暗記みたいに、説明を自分の言葉でノートにまとめる。
え?それじゃ、時間かかってしょうがないでしょ。社会も理科もそれやったら。
お母さんはちょっと黙ってなさい。
はーい。
社会はそれでちゃんと覚えられるようになったから、理科もそうしてみたい。
わかった。今週の理科の勉強はそれでやってごらん?そのやり方が良くなかったらまた変えればいいから。
受検中止の件は、一度保留になりました。
娘がサボって不合格になったわけではない。
毎日の努力と、流した涙を考慮して。
何がいけなかったのか。それを自分でまず受け入れることが大事。
やっぱりチームワーク
今週、娘は理科の勉強を上で述べたやり方ですることにしたわけですが…
たぶん、時間がいつも以上にかかるよ。
一日の予定の何かを削らないと終わらない。何を削る?
そりゃ、テレビでしょ。
と私が即答したらば、
それはダメだよ。息抜きの時間は絶対に減らしたらいけない。
勉強の中で、これは削っても大丈夫っていう項目を、理科のノートまとめに置き換えなさい。
私には、素直にその一言は言えません。
が、男性陣の、理路整然とした説明と説得力には、頭があがりません。
父一人じゃぁ、やりきれないよ。
娘は、父が娘に甘いこと、よくわかってるから^^
母がいて、ガツンとタマに言ってくれるから、引き締まってるんだよ。
と、また慰められました。
中学受検(験)て、やっぱり家族のチームワークだよなぁ…
息子の時は、今とは違ったフォーメーションだったけど。
お父さんにも、振り返り一緒にやってもらったら?
と提案した息子も、そろそろ巻き込んだほうが良いのかも。
◆◆ 解きなおしでしっかり定着 ◆◆
---------------------------------------------------
私も目標を持って・・・
ランキングに参加してみることにしました。